当社は、2021年5月12日付で、昭和電工マテリアルズ株式会社(本社:東京都千代田区、以下、「昭和電工マテリアルズ」といいます。)の食品包装用ラッピングフィルム事業(以下、「対象事業」といいます。)を昭和電工マテリアルズから譲受する契約を締結しましたのでお知らせいたします。当社は、2021年8月2日付で対象事業を承継する新設会社(以下、「新設会社」といいます。)の昭和電工マテリアルズの株式の全てを取得し、子会社化することを予定しています。
当社は、塩化ビニル(塩ビ)加工メーカーとして設立以来、シリコーンなどの各種樹脂の「材料配合」、「設計」、「加工プロセス」、「評価・解析」の基盤技術の応用発展に努めてきました。現在では、樹脂加工メーカーとして、生活資材や建設資材をはじめ、自動車、情報機器、OA機器や半導体などの各市場向けの製品とサービスを幅広く提供し、グローバルにその規模を拡大させています。
食品包装用ラッピングフィルム事業については、塩ビ業務用ラップを中心に事業展開しており、全国に広がる販売網を活かし、スーパーマーケットなどの食品量販店向け、飲食店などの外食産業向けに展開しています。
一方、昭和電工マテリアルズの対象事業は、外食産業向け中心に塩ビ小巻ラップの国内市場においてトップシェア*1を有しており、市場において確固たる地位を確立しています。
当社は、対象事業を承継する新設会社の株式を取得することで、塩ビ小巻ラップ国内市場での高いシェアを獲得し、業界内において販売競争力の向上を図ることができると考えています。また、当社の食品包装用ラッピングフィルム事業と対象事業におけるシナジー効果による収益力の向上も見込んでいます。
なお、本件による当社連結業績に与える影響は軽微ですが、中長期的に当社業績の向上に資するものと考えています。
*1 出展:富士キメラ総研「2019年パッケージングマテリアルの現状と将来展望(2019年見込)」
1. 対象会社の概要
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2. 株式譲渡実行日
2021年8月2日(予定)
3. 取得株式数、取得価額
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4. 株式取得の相手先の概要
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信越ポリマー株式会社(本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 小野義昭、資本金: 116億3,595万円、東証1部: 7970)は、1960年に信越化学工業株式会社のグループ会社として設立以来、塩化ビニル樹脂とシリコーンの加工技術や素材配合技術を駆使し、電気・電子機器関連製品から建材関連製品にいたる、幅広い分野で製品を開発・生産しています。信越ポリマーは、国内外15社の連結子会社によるグローバルネットワークにより、世界の先進顧客のよりよいパートナーとして活動しています。
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