『ポリマエース®』

『ポリママルチテープ®』

- Maintenance Products -

 

シリコーンゴム素材だからこそ、できること

日本の人口が減少していく中、社会基盤であるインフラをどう維持していくのかが大きな課題になっています。また、老朽化したインフラは漏水、漏気、漏電の原因にもなり、私たちの生活の安全を脅かし、エネルギーロスにもつながります。

 

当社では、複雑形状に追随できる製品性状を備え、耐候性・耐振動性にも優れるシリコーンゴムがこの社会課題解決に適した素材だと考え、『簡単施工・長寿命』をキーコンセプトに製品、工法の開発に取り組んでいます。

 

社会課題の解決に役立っている2つの製品をご紹介します。

 

 

あらゆるニーズに応えうる、簡単施工・長寿命!な製品

亀裂や劣化が発生した箇所に施工することで、漏水や腐食を防止するメンテナンス資材として、『ポリマエース®』や『ポリママルチテープ®』が交通インフラや工場など、あらゆる場所で使用されています。

 

『ポリマエース®』の主な用途は、駅舎や線路などの鉄道設備、高架やトンネル、屋根、配管等の補修です。水資源の循環を担う貯水槽、排水を行うU字溝に用いられ、資源ロスや地面への浸水による陥没の防止にも役立っています。また『ポリママルチテープ®』は道路や工場の配管を中心に活用され、水漏れやそれによる環境汚染を防止します。水漏れを防ぐことで、サビの防止、設備の長寿命化にも貢献しています。

 

優れた耐久性・耐候性・耐熱性を備えたシリコーンゴム素材だからこそ、温度変化や紫外線などに強く、劣化しにくいことが強みのひとつであり、インフラの維持・補修には最適です。

 

課題を解決しうる機能性を持ち合わせていますので、インフラ整備やエネルギー課題等に、より一層貢献できるはずです。これからもお客様の潜在的なニーズを的確に把握していければと考えています。

『ポリマエース®』

未硬化のパテ状の原料をシート状に製品化し、保護シートを外し補修箇所に貼り付けるとその表面から、湿気に反応して徐々に硬化して接着

『ポリママルチテープ®』

硬化済みの本製品は、引っ張って補修箇所に巻き付けることでテープ同士が自己融着し、一体化

 

シリコーンゴムの機能性を活かして

製品に付加価値を!

『ポリマエース®』は、生産過程では特に温度と湿度の管理を徹底しています。練った原料をシート状に加工するにあたって温度と湿度を随時チェックしながら最適な環境を保つことで、どこにでも貼り付けることができる柔軟性、劣化しにくい強靭性を実現しているのです。

 

『ポリママルチテープ®』の生産過程においては、高い品質を保つためのレギュレーションを設けています。伸縮性や強度、自己融着するかどうかを手作業で一つひとつ確認していき、それらを満たした製品のみ流通させています。改善を繰り返しながら、安定生産を実現させています。

お客様が様々な用途で本製品を使用してくださっていることは、生産担当としても強くやりがいに感じています。

高まるニーズに応え、より確実に、高い品質を保ちながら、多くの量を生産することが求められると考えています。技術を高めながら、さらなる量産・安定生産を実現していくとともに、シリコーンゴムの高い機能性を活かして、製品に付加価値を与えていくことで、社会貢献というミッションを果たしていきます。

『ポリマエース®』のU字溝への施工例

『ポリママルチテープ®』の配管への施工例

サステナブル社会の構築を目指して

製品や素材自体の特長に加え、誰でも簡単に利用できる使い勝手の良さが最大の強みです。巻き付けたりするだけでお客様自身で補修ができ、様々な形状にも対応しうるため、幅広いお客様に活用していただくことができます。

特に、配管やU字溝の補修は、通常は設備を停止させたり、丸ごと入れ替えたりしなければなりませんが、本製品を使えば簡単に止水できます。お客様の業務改善にも役立てていただけると思いますし、また、専門的な知識がなくても施工できますので、建設業等の人手不足の課題解決にも貢献しているのではないでしょうか。安心・安全なインフラの整備、エネルギーの安定供給につながればと考えています。

 

設備のメンテナンスは、サステナブルという観点から今後の社会でよりニーズが高まることと思います。これからも健全な社会インフラの維持に役立つ製品、技術を提供することで、サステナブルな社会の実現に貢献してまいります。