量産時の生産装置、試験試作用装置の導入などを担当しています。例えば、生産装置を導入する場合は、最初に開発部門と製品の仕様、現状での試作方法などについて打ち合わせを行います。
次に装置の仕様を決め、自社で装置を製作する場合は設計製作を行いますが、社外で製作する場合は装置メーカーと装置の仕様などを打ち合わせて製作を依頼します。完成した装置が仕様通りに動作することを確認したら工場に設置し、開発部門へ装置を引き渡します。
これらの業務は小規模であれば1人で行いますが、大規模になると複数人で担当します。仕様が複雑で装置メーカーに伝わらない可能性があるものや、製作がすぐ終わるものなどは自社で完結させる場合が多いですね。自分が設計製作を行った装置が実際に動いていると、やりがいを感じます。逆に、導入時に装置に不具合が生じると、その後に控えているすべての工程が遅れてしまうので一番責任を感じます。
大学時代は機械科学を専攻し、シリコンのレーザースライシングに関する研究を行っていました。業務と研究内容の繋がりはあまり深くありません。大学と大学院で学んだ基礎知識は必要ですが、重要になるのはやはり入社後の時間です。工場内の装置を確かめながら、自分が設計する装置に応用できないかと考えたりすることで知識や技術を磨いていきます。
また、私の業務はチーム性と個人性ともに高いと思います。プロジェクトは開発部門と共同で進めていくことがほとんどで、特にチーム性の大切さを実感する機会にもなっています。製品の仕様が変更になることもあるので、開発部門と密にコミュニケーションをとることが重要です。ゆくゆくは技術やノウハウを伝えるということを途絶えさせないよう、先輩方から教わったことを自分のものに咀嚼して、若い世代に伝えていける存在になりたいですね。
(本記事は入社2年目の取材内容です)
08:30 出社/メールチェック |
09:00 設計業務 |
12:00 昼食 |
13:00 打ち合わせ |
14:00 試作機評価実験 |
16:30 データまとめ |
17:30 退社 |
アウトドアの後には温泉を楽しむという贅沢な休日。
仕事終わりにはサッカーも。
アウトドアが好きで、休日は学生時代の友人や仕事仲間と釣りやトレッキングを楽しんでいます。トレッキングは年2回程度ですが、釣りは頻繁に出かけていますね。その帰りに各地の温泉を探して、湯に浸かって帰るという週末が好きです。もちろん家で過ごしていることも多々あります。仕事終わりには、会社のサッカークラブに所属しているので、仕事以外にも先輩・同僚・後輩と交流するためにとても有効な機会になっています。同期や近い年代の人が多いので、仕事以外の話もよくしているんです。サッカークラブの練習は月に1、2回程度。年に1回、信越化学グループでのトーナメント戦があるので、やはり大会が近くなると気合が入ります。