── 現在のお仕事について教えてください。
マレーシア工場のSR Products部門の責任者として、部門全体の管理を担当しています。現地スタッフの指導、トラブル対応、品質管理、日本サイドとの連携と、業務は多岐にわたります。気がついたら一日が終わっている、そんな毎日ですね。
日本にいた頃は、シリコーンゴムを使った医療関連部品の開発をしていました。お客様と打ち合わせしながら、顧客から要求される機能をもとに寸法や材料を検討して製品の形をつくっていく仕事です。今とはまったく違う業務ですが、開発時代に「ものがどうやって作られるか」を学べたことが、部門管理に大いに活きています。
── 入社のきっかけを教えてください。
大学では機械系を学んでいて、漠然と「製造メーカーで働きたい」と思っていました。就職活動中に、大学の就職担当の先生から信越ポリマーを紹介してもらったのがきっかけです。先生と当社の人事につながりがあったようで、「いい会社だよ」と勧めてもらいました。
面接で印象的だったのは、学生時代に飼っていた小さなエビの話に、役員の方がすごく食いついてくださったこと(笑)。趣味の話で盛り上がって、堅苦しさがまったくなかった。この会社なら自分も馴染めそうだな、と感じたのを覚えています。
経験値の量が圧倒的に違いますね。日本にいると、良くも悪くも守られた環境なんです。こちらでは自然といろいろな経験が積めますし、関わる人の数も種類もまるで違います。現地の方はもちろん、他部門の日本人責任者の方々との交流も増えて、人脈が大きく広がりました。若いうちに海外で経験を積むことは、キャリアにとって大きなプラスになると思います。
── 開発と工場管理、それぞれの面白さを教えてください。
開発にいた頃は、お客様との距離が近いのが魅力でした。製品を立ち上げたときに「ありがとう」と言っていただける瞬間は、本当にやってよかったなと感じます。
工場管理は、自分で面白さを見つけていく仕事ですね。現地のメンバーと一緒に改善活動を進めて、狙い通りの結果が出たときの達成感は格別です。日本にいた頃と比べて裁量がかなり広がりましたし、部門全体をどう動かすかを考えるのは,やりがいがあります。
お客様が工場監査に来てくださった際に「品質が良くて助かっています」と言っていただけたときは、自分たちのものづくりが役に立っているんだなと実感しますね。
(本記事は2026年2月実施の取材内容です。)
一番感じるのは、マレーシアの人たちのあたたかさです。
家族と一緒に来ています。子どもにすごく優しくて、スーパーに行くと警備員さんが気軽に手を振ってくれたり、周りの方が声をかけてくれたりします。2歳の子どもがいるので、そのあたたかさにはとても助けられていますね。
生活環境も整っていて、日本人学校や日本語通訳のいる病院もあります。休日は家族で近隣の国へ旅行することが多く、タイやベトナム、シンガポールにも気軽に行ける。三連休があれば海外旅行ができるなんて、日本にいたら考えられない距離感です。
日本に戻ったあとも、マレーシア拠点のサポートを続けたいですね。
現地で一人の日本人としてできることには限りがありますが、日本からフォローできる体制をつくりたいと思っています。開発の仕事にも戻りたい気持ちがありますし、海外と日本の橋渡し役にも興味がある。いろいろな可能性を描けるのが、この会社の面白いところです。
信越ポリマーは「化学系の会社」というイメージを持たれがちですが、実際はものづくりの会社です。私自身、化学系ではなく機械系の出身ですし、機械系の知識が活きる場面も多くあります。化学以外のバックグラウンドの方にこそ、活躍の場がたくさんある。そこをぜひ知ってほしいですね。
あとはやはり、コミュニケーション能力が大事です。いろんな人と話して、「この分野はこの人に聞けばいい」というネットワークをいち早く築ける人は、どの部署でも活躍できると思います。ものづくりに興味がある方、海外で働くことに少しでも関心がある方は、ぜひ一度話を聞きに来てください。