各拠点の事例を発表したメンバー
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各拠点の事例を発表したメンバー

2010年12月3日、第13回「グリーン運動全社発表会」が研究開発センター・大会議室(さいたま市北区)で行われた。発表会には赤澤社長をはじめ役員、事業部長、生産事業所長などが出席し、2009年度(50期)の各事業所の活動結果・取り組みについての発表及び質疑応答が行われた。現在、地球環境に係る「気候変動枠組条約」の締約国会議・COP16がメキシコにて開催され、京都議定書に続く削減目標が議論されている。又、「生物多様性条約」の締約国会議・COP10も10月に名古屋で開催されるなど、環境問題は大きな課題となっている。そのため、国内においては、民主党政権下におけるCO2排出量1990年比25%削減、地球温暖化対策基本法案や埼玉県目標設定型排出量取引制度など事業活動と環境活動との関連はますます強くなっている。本全社発表会では、川村副委員長のグリーン運動活動主旨並びに「生物多様性」に関わる当社活動宣言と取り組みについての説明がされ、事務局(技術G三辺M)から第三次中期目標(2009~2011年度)の途中経過や省エネ法・温対法の当グループ届出等の報告がされた。その後、3事業所、3生産子会社並びに販売会社の計7テーマが報告された。

赤澤委員長発言要旨

  • グリーン運動は2000年にスタートし、今年で10年を経過した。環境・社会報告書も第10号が発行され、内容も活動領域も充実し、大変立派になってきたと思う。
  • 本発表会では先ず事務局からの総括報告、ついで各事業所からの事例報告があったが、着実な活動状況が伺われ大変良かったと思う。但し、省エネ活動にたいしては、より合理的・論理的な進め方が必要と思われます。
  • 現在、第3次中期目標達成に向けて活動中であるが、第4次以降については活動領域、方向性、目標について見直しをしてほしい。即ち現在の目標は環境パーフオマンスしかも省エネ活動に偏りすぎている。グリーン運動・スタート時の活動内容は、(1)環境マネジメントシステムの構築、(2)環境パフォーマンス(省エネ、リサイクル、産業廃棄物削減、化学物質管理)(3)広報、(4)教育・啓蒙であり、環境パーフオマンスましてや省エネ活動だけではない。
  • 政治や市民生活と同様、企業活動と環境との係わり合いは今後益々深まっていくものと思います。いわば「守り」からスタートしたグリーン運動は今後「攻め」の活動に展開すべきと思います。即ちグリーン運動の社会への働きかけやPR、そして何よりもエコ・プロダクツの創出などビジネスに生かすよう事務局を中心に大いに議論してほしい。